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意味の共有 [季節]


ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ

ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ

  • 作者: デヴィッド・ボーム
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2007/10/02
  • メディア: 単行本


夏に大はまりしておりますご本です。

意味が共有できたら、一緒に、うまく、活動できる。
意味が共有できないと、対立する。

私にとってのAが、誰かにとってのBである、可能性もあると、
いつもいつも、心に銘じていこう。

猛暑ですが、祇園白川の流れは豊かで透明で、見ているだけで涼しい。
川の流れをみつめる気持ちの深呼吸を、忘れないでいよう。

京都花街―祇園甲部・宮川町・上七軒・先斗町・祇園東 (Suiko books (114))

京都花街―祇園甲部・宮川町・上七軒・先斗町・祇園東 (Suiko books (114))

  • 作者: 溝縁 ひろし
  • 出版社/メーカー: 光村推古書院
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本



早い桜ゆっくりの桜 [季節]

祇園白川沿いにお部屋を借りて、住むことになり、
どうもここはおうちというより観光地だよなぁ・・・とちょっぴり違和感の毎日を愉しんでいます。
浅草の花川戸一丁目にも、茅ヶ崎海岸目の前の東海岸南一丁目にも住んだけれど、
やっぱり京都の祇園、知恩院あたりの風情は格別です。

ここで、充電して、余分なもの(特に体重)を落とさなければ…

閑話休題。
自宅前、白川沿いの桜は気が早くて、どこよりも先にぽんぽんと白っぽい花を咲かせました。
重そうなレフカメラを持ったみなさんが一斉に集い、川沿いの桜に接写、接写…
急に賑やかになったこの2、3日の白川とくらべて、まだまだのんびりの鴨川沿い。
三条大橋のたもと東側南の枝垂れ桜はピンク色が濃くて大好きなのですが、
まだまだつぼみ。

堅そうなつぼみが、それでもこの2、3日もこっとやわらかくなってうっすら桃色になりました。
細い細い枝が、ようやくうっすら桃色にみえて、
このゆっくりした子たちも味わい深いこと、とほほえましくなりました。

てきぱきでも、ゆっくりでもいい、と
落ち着いて、自信をもって言えるキャリア形成支援をしなければ、と
あらためて感じた帰り道でした。咲く花のように、人もそれぞれにタイミングがあるはずだから。

桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)

桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)

  • 作者: 坂口 安吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1989/04/03
  • メディア: 文庫


坂口安吾、好きだけど読むと頭つかうナ…

新年度に桜ほころぶ [季節]

しばらく、

様々な大きな出来事があり、

心がしぼんでいました。 萎縮、という文字通りに。

この気持ちを飛行機にたとえれば 『低空飛行』 かもしれませんが、

でも、飛んでいます。

飛び続けることが、大切なのだと今日しっかりそう思いました。


新しい年度も、宜しく御願い申し上げます。


4月から、京都が新しい拠点になりました。

人生が進み、拠点=大切な場所、が増えてゆきます。

感謝してもしきれない人々、感謝を捧げたい場所が増えてゆくのは

ほんとうに有難いことです。


この時代に、何ができるのか。

私は、『キャリア形成支援』『キャリア開発』『キャリアカウンセリング』を

40代仕事の軸にします。


はたらくことは、社会に自分の居場所をつくること。ひととつながる契機。

はたらくことは、家の中・外、家族・他人、そのような概念を超えて

ひとが、自分の生に、意義を感じられる行為。 


大震災の一日も早い復興を心底から祈念申し上げますとともに、

ひとが、社会で役割を果たすことの尊さ=キャリア形成の意義を広げてゆく

そんな活動を進めてゆきたいと思います。

低空飛行から、ゆっくりとでも。少しずつでも。

晏子〈第1巻〉 (新潮文庫)

晏子〈第1巻〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 文庫


100年計画で人と国を考えた彼に、日々支えられています。

作業療法がわかるCOPM・AMPSスターティングガイド

作業療法がわかるCOPM・AMPSスターティングガイド

  • 作者: 吉川 ひろみ
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本


作業=そのひとにとって意義のある行為、を、キャリア形成の目から
みてゆきたいと思います。

みなさま、新年度も宜しくお願いいたします。

サクラサク☆ [季節]

今年ほど、桜のうすピンク色に心なごまされることはありませんでした。

櫻守 (新潮文庫)

櫻守 (新潮文庫)

  • 作者: 水上 勉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1976/04
  • メディア: 文庫



京都桜案内 (SUIKO BOOKS 147)

京都桜案内 (SUIKO BOOKS 147)

  • 作者: 水野克比古
  • 出版社/メーカー: 光村推古書院
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


季節は、何があっても、温暖化がすすんでもおかしな気温の日が続いても、
ゆったりと大きくまためぐり来てくれる。
季節は、何があっても、毎年来てくれる。桜も、毎年咲いてくれる。
だいじょうぶだ、と教えてくれる。

桜の一本一本に、ありがとう!といいたい気持ち。
今年も咲いてくれて、ありがとう!
元気があるひとも、元気がないひとも、らくらくなひとも、どきどきなひとも、
新入社員も、10年目のひとも、40年目のひとも、お仕事をするひともしないひとも、

桜のBloomingに、力をもらえる季節です☆ ご一緒に、目線を少し、上に上げてみましょう。
きれいな色が、揺れています。

節分、厄払い、新しい年 [季節]

恵方巻って、いつからやっているかといえば、
京都の実家では、私が小学生くらいのころからじゃなかったかしら・・・
やっぱり、お寿司屋さんの販売戦略だったのかなぁ(笑)。1本の太巻きを食べきるまでは、
しゃべらない。その年の恵方を向いていただく。
節分のメニューは、青菜のからし和え、いわしの塩焼き、歳の数に1つ加えたお豆。
豆まきをしたいけれど、今日は出張。窓を開けて、『イメージ豆まき』をしましょう。
いろんな厄をお払いして、これまでの年に感謝して、新しい年を招きましょう。
きれいな、明るい、安心できる年に。

脱「格差社会」への戦略

脱「格差社会」への戦略

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本


『安心できる社会が出来れば、人口は自然に増える』
けだし、名言だ・・・。ほんとです!
そうあるといいなあ、と思うことが、どうしてそう出来ないのか。ほんとにそう出来ないのか。
これからも、特にキャリア形成の分野で、考え続けてゆきたいと思います。

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

  • 作者: 堤 未果
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/01/21
  • メディア: 新書


少し、わかりやすいようにセンセーショナルな内容をルポしておられるとは思いますが、
私たちの国が目指す形は、このようにGreedが跋扈する国ではないと、心からそう感じます。
一部のひとが超Greedで、あとの多くの方が誠実にしかし貧しく大変な生活をなさっているというのは、
どう考えても納得いかない!普通に学校に行って、普通に生活してるだけなのに、
大変な生活になっちゃうというのは、何か非常に違和感があります。
同じ国の、国民なのに。ぶったくっていったほうが勝ち、それこそHit&Runの論理が跋扈する社会は、
ぜーーーーったいに納得いきません。
みんなで、いろいろな考え方があったとしても、支えあい、つながりあう世の中をつくりたいと、
切実に感じる、そんな2冊です。
何にせよ、極端はいけません。中道、中道。

謹賀新年 [季節]

新しい年になりました!2010年というきりの良い年。寅年、というタイガースファンにはたまらない年♪
どうぞ本年も宜しく御願い申し上げます。
・黒豆
2010黒豆近景.jpeg
・だし巻き
・お煮しめ
・かずのこ
・牛肉の八幡巻き
・五色なます
・たたき牛蒡
・ごまめ
・栗きんとん
・海老の塩焼き&照り煮
・ぶりの照り焼き
・結びかまぼこいくら和え
・菊花かぶら
・京風お雑煮(八ツ頭入り)
2010おせち全景.jpeg
・・・こんなものを作ってみました☆
今年は、量より質で。いろんなことを「手作り」で臨みたいと思います。
佳い年になりますように。どうぞ宜しく御願い申し上げます。

辻留 茶懐石〈炉編〉 (茶の湯実践講座)

辻留 茶懐石〈炉編〉 (茶の湯実践講座)

  • 作者: 辻 義一
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 1987/10/01
  • メディア: 単行本


お茶席も、一度くらいはお顔出したいです…。

地域振興を思う。 [季節]

二泊三日の鳥取旅行は、『地域振興』を考えさせられました。
鳥取空港と米子空港。
鳥取温泉と皆生温泉。
透明で美しい巨大なずわいがにとホルそば(ホルモン焼きそば)。
安来にある個人美術館、『足立美術館』の庭園と横山大観の作品群と、
境港の 『水木しげるロード』。

美味しいもの・素敵なものは、日本全国にある。どうやってそれで、人を呼ぶか。販売を増やすか。
国を待っていては作ってもらえないから、過疎地の山奥に世界でも評価されるレベルの庭園をつくる。
出身者の生み出したキャラクターを、その地域全体で愛おしむ。

日本全国それぞれの地域が、その個人の集合体が、その地域で生きるひとたちが、
その地域を魅力的にしている活動が、まぶしく思えた年の瀬でした。

庭園日本一 足立美術館をつくった男

庭園日本一 足立美術館をつくった男

  • 作者: 足立 全康
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本



The Art of水木しげるロード

The Art of水木しげるロード

  • 作者: 水木 しげる
  • 出版社/メーカー: やのまん
  • 発売日: 2007/06/21
  • メディア: 単行本


地方は、素敵だ☆

年末は呼吸を静めて [季節]

何かとあわただしい年末ですね。師走、ですから文字通り、奔る毎日です。

息の発見

息の発見

  • 作者: 五木 寛之
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2008/10/07
  • メディア: 単行本


あら、玄侑宗久さんのお名前がない。共著ですのに。
僧侶であられる玄侑さんと、仏教に造詣の深い、作家の五木さんのご本。

入るもので、からだや心が元気になるとしたら、
食べるものと、呼吸を整えるべきである、
と、教えてくださった方は、たくさんいらっしゃいます。
茶道のお家元、工芸作家の先生、懐石料理の先生、加圧トレーニングジムの社長さん・・・。
この本では、呼吸が、身体と心に大きく関係していることを、あらためて整理してくださっています。

年末、あわただしい中、ゆっくり休むことが出来ないと、
息がどんどんあがってきます。胸がパンパンになって、呼吸が浅く、回数が増えて苦しくなってきます。
そんなとき、落ち着く時間もとれないなら、
滋養のある食べものと良い呼吸、そして幸せになる明るい情報などを、
こころがけて、心身に入れてゆきたいですね。

錦秋 [季節]

京都の茶懐石の先生から季節のお便りが届きました。

 錦秋の会
 魚貝・野菜・旨味のはしり 初雪月 合わせて 新米の鯛飯を御賞味下さい

京都・北白川で築100年の木造家屋を改築し、一日1組のお客様をとっておられる先生。
疾走する馬を観ることと、微笑みながらいろんなひととお話することがお好きな先生。
お刺身の盛り付けのすべての角がピン!と立っていて、御椀の中は丸く丸くおさめられる先生。
お出会いしたのは20年くらい前。

季節のものは少しはやめにお出しする。はやすぎるといやらしい。
美味しいものには適した大きさがあるの。
すぐにお出しできるように作ってる最中もきれいにつくるの。
塩梅が大事。塩加減は思い切って見切りなさい。

…先生からたくさん教わっておりました…。
美しく仕事をすることは、潔く責任を果たすことだと、いつも言われておりました。
先生の教えを思い出し、今日も美しく仕事を整えてゆこうと思います♪

辻留 ご馳走ばなし (中公文庫)

辻留 ご馳走ばなし (中公文庫)

  • 作者: 辻 嘉一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 文庫


先生の、先生にあたる方のご本です☆

堺雅人さん [季節]

私には『お兄さん部屋』という心の部屋があって、
好きなひとの中で、『このひと、私のお兄さんになってほしいなぁ…』と尊敬の気持ちになるひとを
その部屋に入れ、折にふれてそのひとの言葉や活躍で自分の気持ちを支えたり鼓舞したりする。
身近なひとも芸能人も入るのですが、この方は初めてみた瞬間からその部屋の住人に
なっていただきました(笑)。
こんな『拮抗』した笑顔のひとを、初めて見た。
単に笑っているだけではない。いろいろな気持ちが交じり合い、最終系として笑顔になった、
そんな感じ。
単純にいえば、「深い」ということになろうか。堺雅人さん。

文・堺雅人

文・堺雅人

  • 作者: 堺雅人
  • 出版社/メーカー: 産経新聞出版
  • 発売日: 2009/08/28
  • メディア: 単行本



キネマ旬報 2009年 8/15号 [雑誌]

キネマ旬報 2009年 8/15号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: キネマ旬報社
  • 発売日: 2009/08/05
  • メディア: 雑誌


この方の著作エッセイ。あまりにも素敵なので一晩で2度読みする。
今朝も起きた瞬間から読んでいる。連休ならではの『病』が発病(笑)しているなぁ…。

『「どうして女の子は、ある年頃になると詩をかきだすのか?」という話題になった。むかしから僕は
 それがどうにも不思議で、機会があればどなたかにおききしたいとおもっていたのだ。
  ≪中略≫
 だれにもみせたくないコトバを女の子たちが持っている、という事実はひどく僕をまごまごさせた。 
  ≪中略≫
 僕たち男子がしゃべっているコトバとはべつに、ナイショのコトバが教室のなかにプカプカうかんで
 いるようだった。まるで満月の晩、サンゴがしめしあわせたように一斉に、卵を海中にふきだした
 みたいに。』

・・・中略したくない・・・。
ほんとうに、素敵な素敵な文章です。日常をいつくしみの視線でみつめている文章。
ああ、日々って、素敵だなあ、と、しみじみ感じられます。
ああ、いつくしみ。堺さんの表情は、いつも『いつくしみ』な感じがする。
『癒し』じゃなくて、「慈しみ」ね。いつもいつくしみの視線で見つめてくれる、
そんなお兄さんが優しい声でしゃべってくれてるような、そんなご本です。
ある一定の年齢になると、顔つきがそのひとをあらわすものだと最近とみに感じるのですが、
堺さんの表情とこの本の文章は、完全にシンクロしています♪おすすめ。

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