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フレキシキュリティ = 雇用柔軟性 + 社会扶助による所得保障 [キャリア]


なぜ雇用格差はなくならないのか―正規・非正規の壁をなくす労働市場改革

なぜ雇用格差はなくならないのか―正規・非正規の壁をなくす労働市場改革

  • 作者: 小林 良暢
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本


小林さん・・・
いえ、お知りあいでもなんでもないのですが。
小林さん・・・このタイトルでよかったんですか?このご本・・・。
245ページに書いてはるじゃないですか・・・。

『派遣やパートの本当のニーズは、『正社員化』というよりも、その雇用形態のままで
 雇用の安定と労働条件の向上を図ることだ、という思いを改めて強くした。』

そうですよー!
なぜなくならないのか、ではなくて、どうやって格差を無くすのか、という議論が必要で、
無くす、というのは、正社員であろうが非正規雇用社員であろうが、安心してライフキャリアを
形成してゆける法制度や労働市場、人材育成制度を作っていくことですよね。
連合にいらした小林さん。でも正社員と非正規雇用社員の格差をあおってはいけない、と主張されている。
私も同感。
ほんの少しのきっかけで、正社員はいつでも非正規雇用社員になるのだから。
そして、非正規雇用社員から、正社員になる道は、日本ではとてもとても細いのだから。
ああ、なんというフレキシビリティの欠如・・・。会社=ファミリー意識。
待遇や評価はビジネスライクにして、でも採用や仕事の与え方はファミリーテイストって、
そりゃないですよね。 人事制度を研究している方になんとかしていただきたい・・・この矛盾を。

ひとの就職や転職、キャリア開発に長く携わっていると、
組織とひとの関係、ひとと仕事の関係について、生々しくいろいろな風景を見ます。
正社員非正規雇用社員関係なく、働くひとが、安心して生活できる社会にしないと。
働きたい、と思える制度にしないと。
ヘンに対立構造をつくって、あおってる場合じゃないですよ!マスコミや出版関係のみなさん。
自分自身も気をつけます☆
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