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ソニーという憧れの会社 [キャリア]


さよなら!僕らのソニー (文春新書)

さよなら!僕らのソニー (文春新書)

  • 作者: 立石 泰則
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/11
  • メディア: 単行本


内容には、賛否両論あると思います。

でも、きっと、これはソニーという会社を大好きだった方が
お書きになったのだと感じました。文章の随所に「苦み」「悔しさ」がにじんでいたからです。

読みながら、涙があふれて…
就職活動の時、品川の本社に伺ったとき、
イギリスで、シンガポールで、SONYの商品を見たとき、
いつもいつもSONYのロゴがカッコよくて、製品に美しさがあって
憧れの会社でした。憧れの製品を生み出す会社さんでした。大賀さんが大好きでした。

この本に書かれていることの、どれくらいが「ほんとう」なのか
それは当事者にしかわかりません。
でも、ひとつだけ強く感じたのは、
メーカーは、製品を愛している人が中枢にかかわらないと、
ダメになる、ということです。

外国人経営者の方が悪いとはいいませんが、
強者の論理が優先される経営手法は、どうしたって会社を良くする方向ではなく
自分たちの立場を強化する方向に進みがちですよね…

会社は弱体化してゆき、トップは8億円の年棒を得る。
社外取締役と「仲良く」なり、統治力を強めるのも「合理的」です。

そんな合理性は、嫌いです。
ソニーの本社を見上げて心から感動した21歳の私は、
今ひとつ内的成長を遂げていないようです…
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