島国パワー。 [キャリア]
あれがない、これがない、ではなく、
自分の強み・特徴を理解するのが、戦略作成の第一歩ではないでしょうか。
環境悪化を嘆き、不足要素を嘆き、自らの弱体化を嘆く。
でも、
それらを受け入れて、さあ、どうするか。今、何があって何を活用できそうか、考える。
それが、現状を明るくする、方策ではないかと思います。
誰が悪い、誰の責任、というのは、やめたいなあ、と思います。
みんなの責任。
強くて器用で強引で、ちょっぴり厚顔な方がどんどんパワーをつけて、
それ以外の方が損をしちゃう社会にならないように。
人間なんですから、弱肉強食は、絶対に嫌です。もう、そういう海外ふうの考えは嫌。
海外の良いところを取り入れて、私たちは、『島国・日本』としての強みを活かしてはどうでしょう?
鎖国するってんじゃありませんよ(笑)。
つながり、調和、を大切にする、ということです。
個が自然に協力しあい信頼関係を大切にする力。
和して、同ぜず。
全体のバランスを考慮する力。
情けは人のためならず。
良いものを追及し続ける、誠実な力。
島国が培った、私たちの歴史から得た力を、発揮すれば良いと思うのです。
海外の追随ではなく、海外の良いところだけ取り入れて、我が国はどうしてゆくか、
それを考え実行する時期なのです。
ゴパン。
三洋電機さん、ほんとうに、炊飯器パワー…。素晴らしい。
鳥取三洋電機がおつくりであった、名機が思い出されます。
米なら、三洋電機にまかせろ! という誇りが伝わってきます。
こういうの、ほんとうに好きだなぁ…。日本社会の衰退なんて、とんでもない!
素敵なもの、いっぱい生まれています。
自分の強み・特徴を理解するのが、戦略作成の第一歩ではないでしょうか。
環境悪化を嘆き、不足要素を嘆き、自らの弱体化を嘆く。
でも、
それらを受け入れて、さあ、どうするか。今、何があって何を活用できそうか、考える。
それが、現状を明るくする、方策ではないかと思います。
誰が悪い、誰の責任、というのは、やめたいなあ、と思います。
みんなの責任。
強くて器用で強引で、ちょっぴり厚顔な方がどんどんパワーをつけて、
それ以外の方が損をしちゃう社会にならないように。
人間なんですから、弱肉強食は、絶対に嫌です。もう、そういう海外ふうの考えは嫌。
海外の良いところを取り入れて、私たちは、『島国・日本』としての強みを活かしてはどうでしょう?
鎖国するってんじゃありませんよ(笑)。
つながり、調和、を大切にする、ということです。
個が自然に協力しあい信頼関係を大切にする力。
和して、同ぜず。
全体のバランスを考慮する力。
情けは人のためならず。
良いものを追及し続ける、誠実な力。
島国が培った、私たちの歴史から得た力を、発揮すれば良いと思うのです。
海外の追随ではなく、海外の良いところだけ取り入れて、我が国はどうしてゆくか、
それを考え実行する時期なのです。
ゴパン。
三洋電機さん、ほんとうに、炊飯器パワー…。素晴らしい。
鳥取三洋電機がおつくりであった、名機が思い出されます。
米なら、三洋電機にまかせろ! という誇りが伝わってきます。
こういうの、ほんとうに好きだなぁ…。日本社会の衰退なんて、とんでもない!
素敵なもの、いっぱい生まれています。
大卒後3年間は新卒扱い?! [キャリア]
「ぼくたち、卒業後、3年間は新卒扱いだから、大丈夫なんですよね?」
…こんなふうに、大学3年生の学生さんに問われたら、
なんと答えますか?
なんと答えるおつもりなのでしょうか。この件を推進しておられる方々は。
私は…
「ちょっと待って!!!」 と言いました。
何が大丈夫なのか?
3年間新卒扱いにされる、という意味を、あなたはどうとらえているのか?
100歩譲ってもしもそうだとしても、あなたは今年の就職活動をどう進めるつもりなのか?
採用現場に長く携わっていた者として、
『新卒』 とは、現実であり、
『新卒扱い』 とは、画餅であると思っています。
新卒扱いって、何ですか?まったく新卒と同じように扱われるとでも?
当然、採用側は尋ねますよ。意地悪ではなく、素直な疑問として。
「昨年、あなたは大学卒業前に、就職活動をなさいましたか?
そうですか。なさった。
それでは、どうして就職なさらなかったのですか? 内定は取れたのですか?」
この質問に心がひるまない学生さんなら、未就職の状態で卒業して、
その次の年の就職活動も、大丈夫です。
でも、この質問にひるみそうな学生さんは、是非卒業までに就職先を決めるよう、
努力なさってください。
超氷河期なんか、ウソです。
就職出来ないことと、就職しないことは、違います。
今出ている『大卒就職率』の数字は、『就職しない』数字です。
優良中小企業さん、あるいはBtoBの事業をされている上場企業さん、
本当に、採用意欲をおもちなんですよ。
大学3年生、4年生のみなさん。どうか、画餅のことばに踊らされないで。
現実の、就職活動を、しっかり見つめて、立ち向かってください。
http://www.nhk.or.jp/korekara/
12月25日(土)21時から、NHKで『日本の、これから 就職難』が放映されます。
敬愛する先輩、海老原嗣生さんが出演されます。
彼のことばから、本当の就職活動を、是非とらえてくださいね!
どれも、ほんとうに、まっとうなデータに基づいた本ですよ。
…こんなふうに、大学3年生の学生さんに問われたら、
なんと答えますか?
なんと答えるおつもりなのでしょうか。この件を推進しておられる方々は。
私は…
「ちょっと待って!!!」 と言いました。
何が大丈夫なのか?
3年間新卒扱いにされる、という意味を、あなたはどうとらえているのか?
100歩譲ってもしもそうだとしても、あなたは今年の就職活動をどう進めるつもりなのか?
採用現場に長く携わっていた者として、
『新卒』 とは、現実であり、
『新卒扱い』 とは、画餅であると思っています。
新卒扱いって、何ですか?まったく新卒と同じように扱われるとでも?
当然、採用側は尋ねますよ。意地悪ではなく、素直な疑問として。
「昨年、あなたは大学卒業前に、就職活動をなさいましたか?
そうですか。なさった。
それでは、どうして就職なさらなかったのですか? 内定は取れたのですか?」
この質問に心がひるまない学生さんなら、未就職の状態で卒業して、
その次の年の就職活動も、大丈夫です。
でも、この質問にひるみそうな学生さんは、是非卒業までに就職先を決めるよう、
努力なさってください。
超氷河期なんか、ウソです。
就職出来ないことと、就職しないことは、違います。
今出ている『大卒就職率』の数字は、『就職しない』数字です。
優良中小企業さん、あるいはBtoBの事業をされている上場企業さん、
本当に、採用意欲をおもちなんですよ。
大学3年生、4年生のみなさん。どうか、画餅のことばに踊らされないで。
現実の、就職活動を、しっかり見つめて、立ち向かってください。
http://www.nhk.or.jp/korekara/
12月25日(土)21時から、NHKで『日本の、これから 就職難』が放映されます。
敬愛する先輩、海老原嗣生さんが出演されます。
彼のことばから、本当の就職活動を、是非とらえてくださいね!
課長になったらクビにはならない 日本型雇用におけるキャリア成功の秘訣
- 作者: 海老原 嗣生
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/05/20
- メディア: 単行本
2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本 ― 受ける「順序」を変えるだけで、内定率アップ!
- 作者: 海老原 嗣生
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: 単行本
どれも、ほんとうに、まっとうなデータに基づいた本ですよ。
ホンダジェット! [キャリア]
http://www.honda.co.jp/jet/sky/
是非、ご覧になってください。動画で。 自動車メーカーがつくった、世界一素敵な飛行機を。
最愛の企業、本田技研工業が、ついに飛行機を一般発売されます。
翼の上に、エンジンがついてるんですよ!なんだこれは!?
独創的で、ホントに格好いい。ホンダのスピリットがどの部分からも感じられる製品です。
創業者のおひとりである、本田宗一郎さんは、創業当時から、『いつかは飛行機を』と
夢見ておられました。
寿命が150歳おありだったら、おそらく彼自身がプロジェクトに参加されていたでしょう。
大学4年生の私が就職活動に励んでいた1991年、彼は天に召されました。
翌日新幹線に飛び乗り、青山一丁目の本田技研工業の向かいの喫茶店から、
一日中みつめていた、真っ白な美しい流線ラインのホンダの本社。
美意識のある企業は、組織たる自らの方向性にも厳しく、
時代の流れに迎合せず妥協せず、安易な選択をすることなく時代を創ってゆかれる。
私が世界一愛する会社は、またひとつ、世界一素敵なものを創られました。
3億円ちょっとで買える、本田技研工業の飛行機。
夢、という言葉がなんだかウソ臭くおもえて、あまり好きではない私ですが、
最愛の会社に、『夢』という言葉のもつ本当の意味を、教えてもらった朝でした。
ありがとうございました!
是非、ご覧になってください。動画で。 自動車メーカーがつくった、世界一素敵な飛行機を。
最愛の企業、本田技研工業が、ついに飛行機を一般発売されます。
翼の上に、エンジンがついてるんですよ!なんだこれは!?
独創的で、ホントに格好いい。ホンダのスピリットがどの部分からも感じられる製品です。
創業者のおひとりである、本田宗一郎さんは、創業当時から、『いつかは飛行機を』と
夢見ておられました。
寿命が150歳おありだったら、おそらく彼自身がプロジェクトに参加されていたでしょう。
大学4年生の私が就職活動に励んでいた1991年、彼は天に召されました。
翌日新幹線に飛び乗り、青山一丁目の本田技研工業の向かいの喫茶店から、
一日中みつめていた、真っ白な美しい流線ラインのホンダの本社。
美意識のある企業は、組織たる自らの方向性にも厳しく、
時代の流れに迎合せず妥協せず、安易な選択をすることなく時代を創ってゆかれる。
私が世界一愛する会社は、またひとつ、世界一素敵なものを創られました。
3億円ちょっとで買える、本田技研工業の飛行機。
夢、という言葉がなんだかウソ臭くおもえて、あまり好きではない私ですが、
最愛の会社に、『夢』という言葉のもつ本当の意味を、教えてもらった朝でした。
ありがとうございました!
doing being becoming [キャリア]
その1)
就職活動をすれば、社会で生きていく自分の姿が、少しずつ明らかになる。
その姿が、自分の望みとまったく同じでなくても、
これから、近づけていけばいいじゃないか。
自分の望む自分に、すぐにはなれないことを、社会のせいにしてはいけない。
自分の成長機会を、逃すことになるから。
(…つらいプロセスですけれどね…自身も何度も経験していますから、よくわかります。
大学の就職活動では、最終面接で17社落ちてますから…)
その2)
何か、自分にとっての意味のあることをしていれば、
自分が何者かわかる。自分が何かになってゆく。この世界で生きていく場所がわかってくる。
この2つを、キャリア形成を研究する世界で考え続けてきましたけれど、
作業科学の世界の入口を拝見し、電気に打たれたようにこの週末を過ごしました。
何かをすることが、自分であること、自分になってゆくことだという考え方を、
キャリア形成の世界につなげてゆけないか。
理論と実践をつなぐものは何か。
宿題はいつまでも、私にとって大きな大きな壁となって、いくつもいくつも現れます。
三國志に心励まされます。
2000年近く前にも、『赤壁の戦い』があったのですから。
4年生の8月以降の就職活動解禁について [キャリア]
推進されている方は、おそらく『昔』のあり方に戻したいと思われているのでしょう。
しかし、昔とはちがう点を、もしかしたら見過ごしておられませんでしょうか。
1)大学生の数が激増していること
2)就職活動支援が、ビジネスになっていること
たとえば、4年生の8月1日が就職活動の解禁日だとして、
その日に、ある商社の前に、数千人が列をなして並ぶ。様々な大学の学生が混在して並ぶ。
そのようなイメージが、出来ていますでしょうか。
昔とはちがいます。大学の偏差値や知名度と、就職活動の応募先は、
層に分かれていないのです。どの学生も、どの会社にも、応募出来るのです。
それが、『情報の平等性』がもたらした結果です。
2つめに、8月1日から大企業の採用活動が始まり、それがひと段落するのが10月。
次第に中小企業、地方企業が採用活動をはじめ…
果たして翌年3月までに、採用が終わるのでしょうか。
推進されている方は『就職せずに卒業しても大丈夫。新卒扱いにしてもらえばよい』と
言われるでしょう。これは、人事を知らない方のお考えです。
採用面接で必ず、こう訊かれます。『あなたは、なぜ、就職せずに卒業したの?』と。
日本は、画一的なキャリア形成のタイミングで進んでいる国です。
個性的なキャリア形成を尊ぶのは、ほんとうに優秀な人材の場合だけ。レアケースです。
●企業に、卒業後3年は、新卒扱いとして採用をさせるなど、
私は不可能だと考えています。どう考えてみても、企業がその選択をする
インセンティブがわかりません。
一層、器用でコミュニケーションスキル・会話力がある学生さんだけが内定をとる
そんな傾向が進むでしょう。早く結果を出せるひとだけが、益々評価されやすくなりそうです。
3つめ。卒業論文は、いつ書くのでしょうか。
4つめ。4年生の8月まで、企業の採用活動がまったくないとお思いでしょうか。
既に就職活動支援は、ビジネスになっています。ウェブ上でも、就職活動に関連する
サイトがたくさんあるのです。
●結果的に、就職活動の長期化を招きませんでしょうか。
●なぜ、3年生の2月=定期試験が終わった後、からになさらないのでしょう。
3年生から4年生になる春休みを、無駄にする必要はありません。
4年生の4月から、という議論もあるようですが…。
就業力育成支援事業が、仕分けされました。
「大学の収入でまかなうべきだ」とのこと。
それが出来ないから、予算をつけて、大学教育の改革を目指しているというのに。
省庁担当者のプレゼンテーションのまずさもあったかもしれませんが、
ハコモノではなく、ソフト面での180億円。それで日本の大学教育が、変わる可能性が
ありますのに。
まだ、これからの事業ですのに。
既に存在していて、ダメな内容であることが明らかになっている事業ではありませんのに。
仕分けの方々の資格と見識、評価基準について、はなはだ疑問に思う結果です。
大学生の就職活動に関しては、この本がとても参考になります。
しかし、昔とはちがう点を、もしかしたら見過ごしておられませんでしょうか。
1)大学生の数が激増していること
2)就職活動支援が、ビジネスになっていること
たとえば、4年生の8月1日が就職活動の解禁日だとして、
その日に、ある商社の前に、数千人が列をなして並ぶ。様々な大学の学生が混在して並ぶ。
そのようなイメージが、出来ていますでしょうか。
昔とはちがいます。大学の偏差値や知名度と、就職活動の応募先は、
層に分かれていないのです。どの学生も、どの会社にも、応募出来るのです。
それが、『情報の平等性』がもたらした結果です。
2つめに、8月1日から大企業の採用活動が始まり、それがひと段落するのが10月。
次第に中小企業、地方企業が採用活動をはじめ…
果たして翌年3月までに、採用が終わるのでしょうか。
推進されている方は『就職せずに卒業しても大丈夫。新卒扱いにしてもらえばよい』と
言われるでしょう。これは、人事を知らない方のお考えです。
採用面接で必ず、こう訊かれます。『あなたは、なぜ、就職せずに卒業したの?』と。
日本は、画一的なキャリア形成のタイミングで進んでいる国です。
個性的なキャリア形成を尊ぶのは、ほんとうに優秀な人材の場合だけ。レアケースです。
●企業に、卒業後3年は、新卒扱いとして採用をさせるなど、
私は不可能だと考えています。どう考えてみても、企業がその選択をする
インセンティブがわかりません。
一層、器用でコミュニケーションスキル・会話力がある学生さんだけが内定をとる
そんな傾向が進むでしょう。早く結果を出せるひとだけが、益々評価されやすくなりそうです。
3つめ。卒業論文は、いつ書くのでしょうか。
4つめ。4年生の8月まで、企業の採用活動がまったくないとお思いでしょうか。
既に就職活動支援は、ビジネスになっています。ウェブ上でも、就職活動に関連する
サイトがたくさんあるのです。
●結果的に、就職活動の長期化を招きませんでしょうか。
●なぜ、3年生の2月=定期試験が終わった後、からになさらないのでしょう。
3年生から4年生になる春休みを、無駄にする必要はありません。
4年生の4月から、という議論もあるようですが…。
就業力育成支援事業が、仕分けされました。
「大学の収入でまかなうべきだ」とのこと。
それが出来ないから、予算をつけて、大学教育の改革を目指しているというのに。
省庁担当者のプレゼンテーションのまずさもあったかもしれませんが、
ハコモノではなく、ソフト面での180億円。それで日本の大学教育が、変わる可能性が
ありますのに。
まだ、これからの事業ですのに。
既に存在していて、ダメな内容であることが明らかになっている事業ではありませんのに。
仕分けの方々の資格と見識、評価基準について、はなはだ疑問に思う結果です。
学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識
- 作者: 海老原 嗣生
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: 単行本
大学生の就職活動に関しては、この本がとても参考になります。
AKB48に学ぶ、組織人としての役割の理解 [キャリア]
彼女は、「板野友美」さんといいます。AKB48のメンバーです。
アイドルには関心がないのですが、ビジネスとキャリア形成の視点から、
AKB48には、とても興味をもっていました。
5年かかってここまで来ている、ということ。
メンバーの意識改革、ダンスや歌などの技術向上だけでなく、
成功が約束されているわけではない将来像を、若い女子たちにどう納得させて
ここまで来られたのか。
人材育成の視点からも、非常に興味深い。なんといいますか…平成の宝塚歌劇団的なあり方を
目指しておられるような…そんなふうに感じておりました。
(本家の宝塚歌劇団と似ている、ということではありません。お間違いなく)
その中で、板野さん。
彼女に魅かれたのは、役割についての一言でした。
「(グループ内で唯一茶髪くるんくるんヘアスタイルを認められているのは)
板野はそうしていいよって言われて、ああ、私ってそういう役割なんだと思いました。」
…素晴らしい。
もちろん、『似合う』ということもあるでしょう。彼女自身がくるんくるんヘアがお好きかどうか、
そのことも私は知りません。
でも、あのグループ48名の中で、『私の役割だから』と明確に発言する板野さん。
おお、板野さん、組織人になっている…自分のことだけじゃなくて、周りへの意識も
きちんともっておられるのだなぁ…と感心したのでした。
自分のことと、周りのこと。
両方、しっかり意識してやっていきたいなあ、と思います。
秋元さんのビジネスモデルは、好みではありません。
でも、『凄い!』とは思います。
自分の、おそらく男子としての、妄想・夢・理想を現実にされる執念。あきらめない粘り強さ。
私にはないものです…。
AKB48の衣装は、彼が役員をつとめる京都の美術大学の学生さんに考えさせる
機会を与えておられるとか。
彼のビジネスモデルは、それぞれがつながり、循環・成長するようになっています。
その植物のかたちが、私の好みではないだけで、
『凄い形の木だなぁ…』 と、いつも嘆息して見上げています(笑)。
往く季節に [キャリア]
佐野洋子さんの訃報に、心がひえびえするほどのさみしさを覚えました。
また、ライフキャリアの先輩(…と、勝手にそう思ってエッセイを拝読しておりました)が、
天に逝かれました。
心に響く、心をギュっとつかまれる、ことばに熱のこもった文章に、何度気持ちのコリを
ほぐしていただいたことでしょう…。
寂しすぎて、ご冥福をお祈りします、と書けないまま、今日まで茫然としていました。
茫然としていたのは、人生初のリクルート時代の上司が、
同じく天に召されたからでもありました。
彼も、本音であり、正直な方でありました。
上司のことば、特徴のある声、笑顔、動き、怒っておられたところ、一緒に困ってくださったこと、
たった2年しか在籍しなかったのに、その後18年も、ふとした折にお目にかかり、
それぞれに、力になってくださったこと。
告別式に参列できなかったので、いまだに永遠の不在でいらっしゃることが、
信じきれない私がいます。
今年の秋はとても短くて、いきなり冬将軍が扉を叩いていますけれど、
大切なひとたちが次々といなくなられる11月に、せめて満山の紅葉を手向けたいと、
最近、山ばかり見つめています。
日々それでも時間は過ぎ、3年生と院1年生にとっては、大切な進路決定の時期がやってきます。
自分の生き様にしっかりと向き合うことが、キャリア形成で重要なファクター。
日々を自分の納得感で支えられるように。
そのような支援を、誠実に、心掛けてゆきたいと思います。
大切な方々の、安らかなご永眠を、ご冥福を、心から祈念してやみません。
ジョブカード仕訳に思う [キャリア]
ジョブカード制度が、仕訳作業で廃止となりました。
以前に、メールカウンセリングも、同じく仕訳で、廃止となりました。
それらを、批判するつもりはありません。
ただ、【雇用対策は、結果が大切だ】ということです。
佳い試み・・・というだけでは、不足だということです。
結果が必要、結果というのは、安定的な雇用です。働き続ける関係性。
それを作ることが、支援者として、肝に銘じるべきことです。
もちろん、私も。
日本社会の変容を踏まえて、キャリア形成支援をしてゆきたいですね。
この本は、とてもわかりやすく変容をとらえています。
以前に、メールカウンセリングも、同じく仕訳で、廃止となりました。
それらを、批判するつもりはありません。
ただ、【雇用対策は、結果が大切だ】ということです。
佳い試み・・・というだけでは、不足だということです。
結果が必要、結果というのは、安定的な雇用です。働き続ける関係性。
それを作ることが、支援者として、肝に銘じるべきことです。
もちろん、私も。
ニッポンの海外旅行 若者と観光メディアの50年史 (ちくま新書)
- 作者: 山口 誠
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: 新書
日本社会の変容を踏まえて、キャリア形成支援をしてゆきたいですね。
この本は、とてもわかりやすく変容をとらえています。
再び、緊急雇用対策に思う [キャリア]
緊急雇用対策に3000億円、というのは、悪い話ではありません。
ただ、実際の就職につながらず、事業採択した業者さんが肥え太るだけ、という構図は、
絶対に避けたいと思います。ヨーロッパのあの国のように…ならないように。
1)中小企業への就職支援
2)適切なキャリアカウンセリングの提供
:やみくもに就職させれば事足りる、という内容ではなく、個々人の状況に合わせる
3)1年契約のキャリアカウンセラー(ハローワーク就職相談員など)雇用形態を見直す
この3点を、是非ご検討いただきたい。
特に、3)については、1年ごとの契約では、仕事として不安定過ぎるため、
その仕事に就きたくても、その仕事に就くのに十分な力量がある方でも、
その選択が出来ない、という現状があります。
●雇用支援を、経済活性化につなげるなら、「スクールカウンセラー」のように、
キャリアカウンセラーも一定の雇用安定化をはかる制度整備が必要です。
(「スクールカウンセラー」も1年ごとの契約ですが、全国の学校が勤務地のため、
就業場所が豊富ですし、「臨床心理士」資格の確立が、雇用環境安定の一助に
なっていると思います)
タイトルが少々、私の好みではないのですが、
『リクルート社で言い継がれてきた、不文律であった採用・就職戦略』が
わかりやすく書かれている本です。
就職支援をされている方には、お勧めします。
一部、『それは、少々激しい表現過ぎるのでは?』と感じるところがありますので、
学生さんには、『全部、うのみにしないようにね』と伝えてから、読んでほしいと思います。
ただ、実際の就職につながらず、事業採択した業者さんが肥え太るだけ、という構図は、
絶対に避けたいと思います。ヨーロッパのあの国のように…ならないように。
1)中小企業への就職支援
2)適切なキャリアカウンセリングの提供
:やみくもに就職させれば事足りる、という内容ではなく、個々人の状況に合わせる
3)1年契約のキャリアカウンセラー(ハローワーク就職相談員など)雇用形態を見直す
この3点を、是非ご検討いただきたい。
特に、3)については、1年ごとの契約では、仕事として不安定過ぎるため、
その仕事に就きたくても、その仕事に就くのに十分な力量がある方でも、
その選択が出来ない、という現状があります。
●雇用支援を、経済活性化につなげるなら、「スクールカウンセラー」のように、
キャリアカウンセラーも一定の雇用安定化をはかる制度整備が必要です。
(「スクールカウンセラー」も1年ごとの契約ですが、全国の学校が勤務地のため、
就業場所が豊富ですし、「臨床心理士」資格の確立が、雇用環境安定の一助に
なっていると思います)
くたばれ!就職氷河期 角川SSC新書 就活格差を乗り越えろ (角川SSC新書)
- 作者: 常見 陽平
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 新書
タイトルが少々、私の好みではないのですが、
『リクルート社で言い継がれてきた、不文律であった採用・就職戦略』が
わかりやすく書かれている本です。
就職支援をされている方には、お勧めします。
一部、『それは、少々激しい表現過ぎるのでは?』と感じるところがありますので、
学生さんには、『全部、うのみにしないようにね』と伝えてから、読んでほしいと思います。
素敵な都市、素敵な企業、雇用対策に思う [キャリア]
セックス・アンド・ザ・シティ2 [ザ・ムービー] (1枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- メディア: DVD
Sex and the City Season2 プティスリム [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- メディア: DVD
The Cityへ行ってきました。人に逢いに。
つたない英語でも、どんな店のどんなひとも、とてもとても親切で、
海外にいたとは思えないほど…快適でリラックスできたひとときでした。
現地の方に伺うと、9.11のあと、
街に一体感が出来たそう。街のひとがお互いに親切にしあうような雰囲気が
生まれたそう。安全度も圧倒的によくなったとのこと。
もしそうだとしたら、大きな大きな出来事を経て、
あの都市はほんとうに素敵な街に進化したのだと思う。
ひとが楽しみ、安心して暮らせる・過ごせる都市が、これから求められる都市。
細かくみると途上中のことや、よろしくないこともあるのかもしれませんが、
世界のいくつかの都市を比べてみても、圧倒的に素敵な街でした。
シーフードが半生で、美味だったことも驚き!
(でもお味はとてもわかりやすい(笑)塩味がくっきりして、うちの母好みでした)
敬愛する先輩がお勧めしてくださった一冊。
ああ、こういう会社に入りたいなあ、と思う企業が紹介されています。
京都の老舗に高校を卒業した子たちが入社して、あきらかに18歳くらいなのだけれど、
5月、6月になると、しっかりと老舗店の一員としての言葉遣いや振る舞いが出来ている。
京都の老舗は、人間成長の教育機関として素晴らしい!といつも思っていました。
「こんな私を、必要としてくれる会社が、あったんです」
就職活動に苦労した学生さんが、ようやく内定をとったとき、こういう言葉が口をついて
出てくることがあります。
私自身も学生時代、そうでした。3年生の夏からOB訪問をはじめて、内定を頂戴したのは、
4年生の5月末。それまで、
「この世界に、私を必要としてくれる会社は、ないのかな?」
と、ほんとうに寂しい気持ちになっていました。ほんとうに、宇宙でひとりぼっちみたいな
気持ちになりました。親にも友達にも相談できませんでした。
だって、自分が誰にも必要とされていないかもしれないって不安で不安で、
そんなことを、誰にも言いたくなかったから。
●ほんとうは、そうじゃなかったのだけど。今ならわかります。
単に、「その企業の採用担当の方と、合わなかった」だけだった。
だから、自分に、「うちにおいでよ」とおっしゃってくださる企業を、
どんどん探してゆけばよかったのだ。
でも私の場合は、最終面接20社でしたから、ダメージが大きかったなぁ。。。
最愛の会社は2回受けたし(2回落ちましたが(笑))。
内定をくださった会社さんに、「私に内定をくださってありがとうございました!」と言いに行きました。
× 『こう言えば、会社にウケるのよ』
× 『こう書けば、履歴書が合格するよ』
キャリアカウンセラーのみなさん、どうかどうかこんな無根拠なことをおっしゃらないでください。
求職者の方が、『ほんとうの自分は、社会に受け入れてもらえないの?』と、
間違った理解をなさらないように。
企業ウケしそうな内容を、せまくありがちな理解で捉え過ぎないでください。
ひとを大切に考えている企業ほど、そういう安いテクニックにはごまかされないものです。
安いテクニック(=どこかの本にもっともらしく書いてあるようなこと)で、求職者の方の
モチベーションを下げることが、キャリアカウンセリングではありません。
就職とは、反対からみれば、採用のこと。
採用側は、『一緒にはたらくひとを、真剣に探している』のです。
その会社で皆さんと一緒に働くとして、自分はどのような役割を果たせるだろうか。
どんなふうに働くつもりがあるのか。
それが、採用側にお伝えするべき、内容だと思います。
就業力育成支援事業、緊急雇用対策と、巨額の費用が投下され、
本質から遠いキャリアカウンセリングが、巷に増えませんように…
ひとの魅力を丁寧に理解する、魅力的な企業が増えて、その結果、
日本に魅力的な都市が増えますように。
雇用対策とは、個人が社会に自分の居場所を探す、その支援をすること。
求人をなさっている業界に、求職者をつなげてゆくこと。
そして、本質的には産業振興をすること。
企業が弱っているのに、雇用は生まれません。キャリアカウンセラーを増やすことが、
雇用対策の本質ではないのです(大切な一策ではありますけれど)。