音楽と経営と

私の義母は東京在住。若いころオペラが大好きで、
この方の美声を何度も聴いたと言っていました。
『海外留学なさっていたのに、どうして電気の会社に就職されたのかしらって思ったわ』とも。
そう、彼は録音テープレコーダーの開発をお手伝いしているうちに、
あの素敵な会社に入社されたのでした。

SONYの旋律 (私の履歴書)

• 作者: 大賀 典雄
• 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
• 発売日: 2003/05/10
• メディア: 単行本

この素敵な題名の本。
これに、大賀さんの美学のすべてがあらわれているような気がします。
私は、大賀さんが、大好きでした。
いくつもの世界を持っている方。音楽にも造詣が深く、ジェット機を自ら操縦し、
カラヤンが最期のときそばにおられた方。ＴＶで拝見したときの、ゆったりした語り口調。
ＳＯＮＹの大躍進期を、社長として支えられた方。
なによりも、自らの美学を貫かれた方。揺らがなかった方。
敬愛していました。彼が天に召されてから、寂しくて、流れる白川を見つめてばかりいます。

カムイ外伝 [DVD]

• 出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
• メディア: DVD

『筋の通った男と、賢い女性』　と、崔洋一監督が評されました、
松山ケンイチさんと小雪さんのご結婚。おめでとうございます☆
松山さんは、初めて作品を見たときから心の『お兄さん箱』に入れていた俳優さん。
彼のいうことは、ひとつひとつしっかりした率直な考え方があらわれていて、
素敵なひとだなあ、と思っていました。
頑固さではなく、揺らがなさ。こういうことに年齢は関係ないのだなあ、と
しみじみ感じていました。
素直さと、揺らがなさを、私も両立してゆきたいと思います。