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放射能のことを冷静に考える

こういうタイトルを見ただけで、

「他人事だからそんなふうに言えるんだ!」

…と、怒る方もいらっしゃるような気がします。

でも、度合はちがっても、日本に住む以上、放射能とフクシマのことは、無関係ではいられません。

放射線医が語る被ばくと発がんの真実 (ベスト新書)

放射線医が語る被ばくと発がんの真実 (ベスト新書)

  • 作者: 中川 恵一
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2012/01/07
  • メディア: 新書


中川先生は愛読雑誌「週刊新潮」で、「がんの練習帳」を連載しておられて、
わかりやすく、具体的な、温かい文章にずっと魅かれていました。

放射線、がんの研究をされている先生。
この新書、是非ごらんになってみてください。太字表記が、いたるところに書かれています。
先生の怒り、憤り、くやしさが伝わってきます。それは、「知らないのにイイカゲンなことを言うな!」
という想いのように感じます。

もちろん、中川先生が放射能のことやがん発生のメカニズムについて、
すべてを知っておられるわけではありません。私が言うまでもなく、先生ご自身が著書の中で
そのように書いておられます。
確実に言えることと、言えないこと。
『絶対』ではなく、確率論にならざるを得ない部分も、しっかりそのように書いておられます。

専門家が、この問題にしっかりと意見を言うこと。
その大変さ、ある意味危険性をわかったうえで、先生は覚悟してこの本を書いておられるように思います。

先生の誠実さと、この問題をウワサレベルで扱ってはいけないという真摯さが伝わってきます。
いたずらに、不安をあおってはいけない、という強い思いが伝わってきます。
原発、放射能、そんなことが気になっている方には、是非一読をお勧めします。
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