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勝ち負けでなく [キャリア]

勝間さんと香山先生の対談がAERAで。
AERA、ほんとに流行りネタ雑誌になったなあ。
でも、高村薫さんの連載が気になるから買っちゃう。
『現代の肖像』の人選びセンスもいい。
ああ、あのひとを早く取り上げてくれないかなぁ…♪

閑話休題。

勝間さんの主張は…、
能力も気力も高められる!
出来るから、やろうよ!
出来ないなら、出来る環境を整えようよ!
出来ないより、出来たほうがいいでしょ?と聞こえる。
どんな場所でも、どんなひととでも、いつでも、自分のやりたいようにする、
そんな強さを感じる。

香山先生の主張は…、
能力も気力も環境対応力もひとそれぞれ。
高めてもいいし、高めなくてもいい。
高められない自分を、怠惰だと責めなくていい。
結果が出ない自分を、努力不足だと責めなくていい、と聞こえる。
自分だけのせいじゃない、環境要因もあるもの、という柔軟さを感じる。

どなたかが、「勝ち組の論理と負け組の論理」と評されていたけど、
違うと思うなぁ。
「強くなりたい人の論理と、強いって何なのか考える人の論理」だと思う。

どちらも批判するつもりはない。
でも、
自分の思惑通り出来るひとばかりじゃないし、出来る環境にいるひとばかりでもない。
勝てないこと達成できないことが、すべてをダメにするわけでもない。

新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)

新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)

  • 作者: 濱口 桂一郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 新書


この本を読んでいると、下線で真っ赤になってしまいました。それくらい示唆に富む良書。
労働法制と社会制度の整備を、昔の状況ではなく現状に即した内容に、すぐ転換しなければ!と、
キャリア教育に携わる方なら、きっと焦燥感にかられる一冊です。
個人はひとりで生きているのではない。組織や社会、法律に網羅された日々を生きている。
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